医療事務について

これから就職しようとしている人、いつか転職しようとしている人・・・
「手に職があれば、こんなに悩まないのに」と思ったことはありませんか?
いまや、資格がないと就職先を見つけるのは至難の業のようです。

女性、特に主婦の方達に人気がある資格取得講座は、趣味をいかせるものや将来 役立ちそうなものが目立ちます。
たとえば、ネイリスト・アロマテラピー・ホームヘルパー・・・たくさんの講座がありますね。

その中でも常に人気の高いのが医療事務です。
それは決して「資格が簡単にとれるから」では、ありません。
むしろ、専門用語なども覚えなくてはいけないので、勉強は必要です。

では、なぜ医療事務は人気があるのでしょう?
一般の会社は、朝から夕方までの勤務がほとんどですね。
しかし、みなさんご存知の通り 病院の診察時間というのは、午前と午後にわかれているところがほとんどだと思います。
医療事務という仕事のメリットは、自分の生活スタイルに合わせて勤務体制を選べるという点があります。
たとえ、午前と午後の勤務であっても、空き時間に家に帰り、主婦としての仕事をこなすことができますね。
また、少しでも専門知識があると家族が病気になった時に、ちょっとしたアドバイスなどもできるのではないでしょうか。

世間では、景気の影響によっては、先行きが不安になったりすることもあるでしょう。
しかし、私達の生活において、医療業界はなくてはならないものですよね。
安定した仕事という点でも、とても安心できる仕事でしょう。



医療事務の仕事

医療事務と聞いて、どのような仕事を思い浮かべますか?
受付で患者さんのカルテを出したり、お会計をするだけだと思われがちですが、そうではありません。

もちろん、これらの仕事は医療事務としての基本業務になります。
通常、総合病院のような大きな病院だと、これらも全て役割が分担されているようです。
他にはレセプト業務や医療秘書も重要な医療事務の仕事です。

「受付と会計は分かるけど、レセプト業務と医療秘書は何?」という方のために少し説明しましょう。

私達は、病院にかかると、診察代や治療代を病院に支払いますね。
しかし、病院の収入源はこれだけではありません。
なぜなら、私達が支払う金額は治療代の全額ではないからです。
私達は、必ず 何らかの保険組合に加入していますね。
治療を受けて私達が支払う金額は、実際にかかった金額の3割(老人・乳児を除く)を負担すれば良いわけです。
ですから、残りの7割分を保険組合に支払ってもらわなければいけません。
この請求業務をする仕事をレセプト業務といいます。

では、医療秘書とはどのような仕事でしょう?
医療秘書は、医師や看護師のサポートをする仕事です。
医師や看護師は、現場で患者さんの診察業務をするばかりではありません。
常に進歩しつづける医療の新しい知識を身につけなくてはいけませんから、学会に参加したり会議を開いたりと多忙を極めます。
そのようなスケジュール管理、会議の準備などを行う仕事です。

これだけを聞くと、とても大変そうで尻込みしてしまいそうですよね。
即戦力という点では資格を持っているほうが有利のようですが、資格がなくても働けるのですよ。

一番大事なのは、やる気があるか、誠実に仕事ができるかどうかです。



医療事務の給与

医療事務の給料は一般事務と比べて高いと言われていますが、実際はどうなのでしょうか?

パートの時給は、地域にもよりますが、大体850~1000円といったところが多いようです。
資格を持っていたり、医療事務経験者であったりすると、時給1500円というところもありますが、平均すると一般事務とあまり変わらないといった印象ですね。
しかし、専門性の高い仕事ができれば、それ以上の給与がもらえるところもあるようです。

派遣社員は時給1000~1500円が平均のようです。
しかし、未経験者の派遣の場合は、時給も少し下がるところがほとんどのようです。
また、正社員と違い、賞与がないということも頭にいれておきましょう。

正社員は約15?20万といったところが多いようですね。
もちろん保険も完備しているところがほとんどで、賞与や残業代も支給されます。

医療事務は雑務的なことから専門的なことまで、全てをこなしている割には少ないと感じる方が多いでしょう。
しかし、独身女性は結婚後も勤務体制を変えて働けますし、主婦の方は、短時間の勤務で良いといった利点があるのです。
少しの求人人数に対して、何人も応募するというのが納得できますね。

また、長年勤めると、辞職してからもレセプト期間だけ働かせてもらえたり、違う医院のレセプト業務を紹介されたりすることもあるようです。
全ては勤務態度や人格などを信頼されてのものですが、こうなるとかなりの高収入が望めます。

もちろん、病院・能力・実績・地域などによってかなりの差はあるという事は頭にいれておいてくださいね。



医療事務として採用されるには

ハローワークや就職雑誌など、医療事務の募集はさまざまな形で目にすることがあります。
近所に新しくクリニックが出来ると、募集は必ず入るでしょうし、診察に行くと張り紙がしてある事だってありますね。

医療事務の仕事は、資格がなくても働けますが、現状は資格を持っている方のほうが就職には有利です。
しかし、どんなにたくさん資格を持っていても、現場で即戦力になれる方は滅多にいないでしょう。
それは、病院によって医療事務のやり方が全く違うということもありますし、今までと違う診療科に行けば皆さん一から覚えなおしということが多いのです。
ですから、資格がなくても資格があっても、スタートラインは同じと言っても良いのではないでしょうか。

働きたい病院が見つかったら、面接をしてもらえるかどうかを、まずは病院に確認しましょう。
病院の仕事は、連携プレーで動いていると言っても過言ではありません。
コミュニケーション上手な人を望んでいるところが多いので、面接ではそういう点をアピールすると良いでしょう。
また、医療事務に大変興味を持っていること、自分の今までの経験をどのように医療の世界に生かしていきたいと思っているかなどもアピールしておくといいですね。

断られてしまっても、そこの病院では自分のできることと相手が求めているものとが違っただけのことです。
いろいろ探せば、あなたを必要と思ってくれる病院に必ず出会えるはずです。
前向きに考えて、次の面接がうまくいくように、就職活動の間にもスキルアップしてはいかがでしょうか?



医療事務に向いている人とは?

病気になって病院へ行き、すぐに診察室へ行く人なんていませんよね?
まずは、受付へ行くのが通常です。
受付に立つのは、医師でも看護師でもありません。
医療事務という仕事は、いわば病院の大事な顔!
医師や看護師よりも先に患者さんに会うのですから、病院のイメージが受付で決まってしまうと言ってもいいぐらいでしょう。

そのため、病院では、医療事務員にマナーの研修を実施するところもあります。
病院にくる患者さんは、不調のためにイライラしているかもしれません。
初診の方は、何科にかかったらいいのか分からずにオロオロするかもしれませんね。

そのような時に、どのような対応ができるかで、患者さんの病院に対する見方も変わってくるでしょう。
いくら正確に仕事がこなせても、冷たい態度や無愛想な返答をするような受付は、患者さんにも病院にとっても迷惑です。

誠意のある態度やしぐさは、患者さんやその家族に必ず伝わるものです。
病気を治すのは医療事務の仕事ではありません。
しかし、診察行為はできなくても、具合が悪そうなら座れるところへ案内する、看護師に伝える、車いすを用意する・・・など、自分にできることは何かが分かる人。
このような、ちょっとした心遣いができる人が医療事務に向いているといえるでしょう。

診察が終わった後に、患者さんから「ありがとう」の言葉と笑顔をもらえると、また頑張ろうという気になれますし、医療事務という仕事のやりがいを一番感じることのできる瞬間でしょう。



医療事務の就職

医療事務の仕事がしたいと言っても、どこで働くのか、何がしたいのかによって、その内容も随分変わってきます。
大きな病院では、患者数が多いために、仕事をこなすスピード力は身につきますので、その分野ではプロになれるでしょう。
また、診療所では、規模が小さいほど、ありとあらゆる仕事をこなさなくてはいけませんから、オールマイティな能力が身につくはずです。

医療事務の仕事は、細やかな気配りや対応を求められるので、女性が多く活躍している仕事です。
当然、女性ならではの人間関係の問題も多いのが現状です。
「独りでも気にならない」と一匹狼で仕事ができるような職種ではありません。
コミュニケーションがいかにとれるかは、自分の居心地の良さうんぬんではなく、医師や看護師、周りのスタッフが医療を円滑に進める上でもとても重要になってくるのです。

働きたい病院を決めるには、自分はどのようなタイプなのか?どのような医院で働きたいのか?希望する時間帯は?などを、考えておくことが大事です。
また、実際に働きたい病院が見つかったら、病院の情報を得てみてはいかがでしょう?
今は、病院もホームページなどを作っているところが多いですから、どのような雰囲気なのか、病院の目指している医療はどのようなスタイルなのかが分かって参考になるかもしれませんね。

給与や応募資格なども気になるところです。
知りたいことは、病院へ電話をすれば、担当者が教えてくれますが、病院は始業時と終業時は混み合うところが多いので、電話をする時間帯も配慮が必要です。
電話での印象は後の面接に影響することもありますから、話し方や言葉遣いには十分 注意しましょう。

ただ単に、医療事務をしたいというだけで就職先を決めずに、よく考慮してから決めたほうが、やりがいもでてくるでしょう。



医療事務の派遣

医療事務の仕事は、勤務形態が選べるというメリットから女性、特に主婦に人気があります。
子供がいる人は午前中だけ・・・毎日 働くのは不可能なので月に何日かだけ・・・など、条件が厳しい人もいらっしゃるでしょう。

近くの病院で運よく自分の条件にあった病院があればいいのですが、なかなかそういう訳にもいかないですよね?
そのような方のために、派遣システムというのがあります。

派遣は、自分が希望する就業時間や勤務地を選べるだけではなく、資格や経験によってはお給料も高くいただけるというメリットがあります。
しかし、初めから「何ヶ月だけの契約」などと決まっている場合は、また次の就職先を見つけなければいけませんし、病院側が希望する能力がないと契約を打ち切られる恐れもあります。

派遣社員として働くには、派遣会社へ登録するのが一般的です。
なかには、なかなか就職先を紹介してもらえない方もいらっしゃるでしょう。
自分の条件ばかりを優先していては、なかなか難しいかもしれませんね。待っているばかりではなく、インターネットも活用して、求人をしている病院を探してみましょう。

医療事務の経験が豊富で、さまざまな資格を手にしている方は、インストラクターという派遣の仕事もあるようです。
本来はパソコンの操作方法を教えるだけなのですが、医療事務員からは医療保険に関する質問も多いのだとか。
いかにたくさんの知識がいるかが分かりますね。
医療事務と一言でいっても、このように職場で働かない派遣もあるのです。

派遣に興味がある方は、まず派遣会社に登録してみてはいかがでしょう?




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